押し入れ上部の空間を利用
押し入れにふとんを入れた時にできる上部のスペースにハンモックを取りつければ、
ぬいぐるみやおもちゃなどの収納に。
同じ空間につっぱり棒をつけてストック用のティッシュを置いても便利です。
ふとんのたたみ方
ふとんのたたみ方を区別することで、押し入れの収納力は上がります。
家族用の敷きぶとんは蛇腹のように三つ折り。
掛けぶとんは家族・来客用とも縦と横の半分ずつ。
来客用の敷きぶとんは中央で合せて。
押し入れ収納のポイント
押し入れ収納のポイントは、使用頻度に合せた収納場所の設置。
取り出しやすいふすまの戸口に近い位置には毎日使う掃除機などを。
左右のふすまが重なる場所には、大きな額縁や賞状など薄型で大物の収納にいかが?
自由席のすすめ
すぐに使う予定のない頂きものや収納場所が決まらないものを、
一時的に押入れに置いておける自由席のスペースは便利。
こうした収納場所があれば、部屋に置いたままという状態をなくせます。
設置する場所
歩行のバランスを保つために、廊下にも握りやすい手すりが必要です。
腰の位置の高さが適していますが、使いやすい位置を考えて取りつけましょう。
途切れないように
手すりが途中で途切れてしまうと、歩行に不安を感じるので、手すりは連続して設置します。
照明と床の素材に安全性を取り入れる。
照明で不安を解消
暗い廊下は事故の可能性を高めるので、廊下を隅々まで照らす照明の役割は重要です。
随所に足元灯を設置すれば夜間の移動も安心です。
床
車椅子にも適した木製のフローリングが一般的。滑り止めを加工してある素材ならより安全です。
スリッパは底が滑りやすく脱げやすいので、足をすっぽり包み込み靴のような室内履きをおすすめします。
安心して通行できるよう、幅広で短距離、直線に。
最適な幅
アプローチと同様に100~110cmくらいを確保しておくと、車椅子の通行にも支障をきたしません。
短い直線
部屋と部屋の移動距離はできるだけ短く、しかも先まで見通せるよう、
曲がり角を入れないつくりにすることがポイントです。
壁
壁面の出っ張りは事故にもつながります。
絵画などをかけたい場合は、ニッチのように壁面をへこませて、スペースを設けてみてはいかがですか?
ドアの開き方
部屋のドアを廊下側に開ける形、開いたドアが廊下を歩く人にぶつかる危険があるので、
できるだけ室内側に開くタイプを選びましょう。
大型レバー付の引き戸なら、身体が不自由な方でも開け閉めがしやすくなります。
寝室を置くフロアに生活機能を集約
二階より一階に、外出時や非常時の避難を考えると、身体の不自由な方やお年寄りの寝室は一階に。
寝室から直接外に出られるよう寝室には開口部の大きい窓やテラスやドアなどを。
洗面室、浴室、トイレ、LDKへの移動がスムーズにできるように、
これらの空間を寝室の近くに配置します。
ベッドのすすめ
負担の少ないベッド、ふとんの上げ下ろしや、寝起きの際の身体への負担を考えると、
ふとんよりベッドの方が楽です。
最適な種類を選択、畳の感触を味わえるベッドや、高さや姿勢が変えられるタイプ、
介護者の負担を軽減するタイプなど、ベッドの種類はさまざまです。
状況に応じて最適なタイプを選びましょう。
洋式便器
身体が不自由な方には安定感がある洋式便器がおすすめ。
腰掛けたまま使えるので、身体への負担が少なくなります。
機能性を求めて
1日に何度も使うトイレで快適な時間を過ごすために、便器の機能性も重視しましょう。
便座暖房、温水洗浄、温風乾燥などを取り入れてみては?
温かいトイレに
温かい部屋から寒いトイレに入ると、急激な温度の変化で血圧が上昇します。
急激な温度変化を防ぎましょう。
安全性を求めて
冬はトイレで倒れる危険が高まる時期なので、トイレに暖房を設置するのも一案です。
暖房機は壁埋め込みタイプの温風機など、火傷を防ぐものが適しています。
新築やリフォームした住宅に入居した人の、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がする、などの「シックハウス症候群」が問題になっています。
その原因の一部は、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性の有機化合物と考えられます。
「シックハウス症候群」についてはまだまだ解明されていない部分もありますが、化学物質の濃度の高い空間に長期間くらしていると健康に有害な影響が出るおそれがあります。
シックハウス症候群はなぜ起きるのでしょう?
住宅に使用されている建材、家具、日用品などの様々な化学物質が発散。
住宅の気密性が高くなった。
ライフスタイルの変化し換気が不足がち。